損保代理店試験の内容と対策:合格率・勉強方法・スケジュール

「損保代理店試験ってどんな試験?難しい?どうやって勉強すればいい?」

結論からいうと、損保代理店試験(損害保険募集人一般試験)は難しくありません。しっかり準備すれば合格率は70〜90%以上あり、1〜3週間の勉強で合格できます。

ただし「なんとなく受ければ受かる」というレベルでもありません。テキストを読んで過去問を解く、という最低限の準備は必要です。

この記事では、損保代理店試験の内容・難易度・合格率・具体的な勉強方法を整理します。


損保代理店試験(損害保険募集人一般試験)の概要

損害保険代理店として活動するために必要な「損害保険募集人一般試験」は、日本損害保険協会が実施する試験です。

試験の種類

損害保険募集人一般試験は以下の4単位に分かれています。

単位 内容 必須・任意
基礎単位 損害保険の基礎知識・保険業法・倫理 必須
自動車保険単位 自動車保険の仕組み・補償内容 自動車保険を扱う場合
火災保険単位 火災保険・地震保険の仕組み 火災保険を扱う場合
傷害疾病保険単位 傷害保険・医療保険の仕組み 傷害・疾病保険を扱う場合

損害保険代理店として幅広い商品を扱うためには、基礎単位+扱いたい商品の単位を取得します。

試験形式

  • 形式:コンピューター受験(CBT方式)
  • 試験時間:50分(基礎単位)、30分(各保険単位)
  • 問題数:30問(基礎単位)、20問(各単位)
  • 合格基準:基礎単位70点以上、各単位70点以上(100点満点)
  • 受験場所:全国の指定CBT会場(随時受験可能)

いつでも自分のペースで受験のスケジュールを組める点が特徴です。


合格率

損害保険募集人一般試験の合格率は、単位によって異なりますが、概ね70〜85%程度です。

「保険代理店の試験で落ちた」という人は少なくありませんが、「準備不足で受けた結果」であることがほとんどです。テキストと過去問での準備をしっかり行えば、合格率はさらに高くなります。


試験の出題範囲

基礎単位

  • 保険の基礎知識(保険の種類・機能・役割)
  • 損害保険の仕組み(保険料・保険金の計算)
  • 保険業法の規制・代理店の義務
  • 募集人としての倫理・コンプライアンス
  • 不当勧誘の禁止・情報提供義務

コンプライアンス・倫理系の問題が多く出題されます。「どういう行為がNGか」を理解することが重要です。

自動車保険単位

  • 自動車保険の種類(対人・対物・車両保険・搭乗者傷害)
  • 補償内容の詳細(免責・限度額)
  • 保険料の仕組み
  • 等級制度(ノーカウント事故・カウント事故)

自動車保険を持っている人は日常生活の知識が活きます。「等級制度」「免責金額」など、自分の保険証券を見ながら学ぶと理解が早いです。

火災保険単位

  • 火災保険・地震保険の補償内容
  • 建物・家財の評価方法
  • 損害の認定・保険金の支払い

傷害疾病保険単位

  • 傷害保険の補償内容(死亡・後遺障害・入院)
  • 疾病保険(医療保険)の仕組み
  • 告知義務・免責事由

具体的な勉強方法

公式テキストを1周読む

日本損害保険協会の公式テキストが試験の出題範囲のベースです。各単位ごとにテキストが用意されています。

1周目は全体像を把握することを目的に読み進めます。「ここは重要そう」という部分にマーカーを引きながら読むと、後の復習がしやすいです。

過去問を解く(2〜3周)

公式テキストを1周した後、過去問・模擬試験問題集を繰り返し解きます。

損保代理店試験は「知識を問う」というより「実務上のルール・コンプライアンスを理解しているか」を問う傾向が強いです。「この場合、どう対応するのが正しいか」という問題形式が多いため、ケース問題に慣れることが重要です。

間違えた問題はテキストに戻って確認し、「なぜそれが正解か」を理解することが合格への近道です。

学習スケジュールの目安

学習内容 時間目安
1週目 基礎単位テキスト1周 5〜8時間
2週目 基礎単位の過去問・模擬試験 5〜8時間
3週目(各単位) 各単位テキスト+過去問 3〜5時間/単位

合計20〜35時間の学習で、複数単位を一気に取得できます。


試験を受けるまでの手続き

損害保険募集人一般試験は、所属する保険会社または代理店グループを通じて受験申し込みを行います。

個人で直接申し込むことはできません。まず保険会社・代理店グループへの登録(または登録手続きの開始)が必要です。

代理店グループによっては、試験申し込みから会場予約まで手続きをサポートしてくれるところもあります。


向いている人・向いていない人

損保代理店試験をこれから受ける人へのアドバイス

公式テキストを「読む」だけで終わらせない人
過去問を解いて理解度を確認することが合格のポイントです。読んだだけで「わかった気」になって試験を受けると不合格になりやすいです。

移動・休憩の隙間時間を使える人
通勤・育児の隙間時間で公式テキストの確認・過去問アプリの活用ができれば、まとまった学習時間がなくても準備できます。


よくある質問

落ちたらもう一度受験できますか?

受験できます。不合格の場合は一定期間(通常30日以上)をあけて再受験が可能です。代理店グループのサポートを受けながら再挑戦できます。

試験に合格すると、すぐに保険を販売できますか?

試験合格後、保険会社との代理店委託契約の締結・募集人登録が必要です。登録完了後に販売活動を始められます。

損保だけでなく生保の試験も同時に準備できますか?

できます。損保の基礎単位と生保の一般課程を並行して学習している人も多いです。両方取得することで、生損保を扱える乗合代理店として活動の幅が広がります。


まとめ

損保代理店試験(損害保険募集人一般試験)のポイントをまとめます。

  • 試験の種類:基礎単位+扱う商品の単位(自動車・火災・傷害疾病)
  • 合格率:70〜85%程度(準備をすれば十分に合格できる)
  • 勉強時間:基礎単位20〜30時間、各単位10〜20時間
  • 勉強方法:公式テキスト1周→過去問2〜3周→弱点の復習
  • 受験手続き:保険会社・代理店グループを通じて申し込む

試験は難しくありません。テキストと過去問で準備した人が落ちることはほぼありません。「受けようと思い立ったら早めに勉強を始める」ことが合格への最短ルートです。

初めての方はこちら 掲載希望はこちら(無料)